第二話
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柔らかな足音、
千年たってもかわらないこと、
人間なんてみんなどこかおかしい。
——雪野
雨の言葉
立原道造
わたしがすこし冷えているのは
糠雨のなかにたったひとりで
歩きまわっていたせいだ
わたしの掌は 額は 湿ったまま
いつかしらわたしは暗くなり
ここにこうして凭れていると
あかりのつくのが待たれます
そとはまだ音もないかすかな雨が
人のいない川の上に 屋根に
人の傘の上に 降りつづけ
あれはいつまでもさまよいつづけ
やがてけぶる霧にかわります……
知らなかったし望みもしなかった
一日のことをわたしに教えながら
静かさのことを 熱い昼間のことを
雨のかすかなつぶやきは こうして
不意にいろいろとかわります
わたしはそれを聞きながら
いつかいつものように眠ります
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